計算材料学センター長 前川 禎通
平成18年10月1日より、計算材料学センター長を拝命しました。どうぞよろしくお願い致します。
本所の方針として、各センターはその運営を総括するセンター長と、センターの活動を推進する責任部門に分け、両者を両輪として運営する、ということにより、責任部門は川添研究室が担当し、私がセンター長として少し違った角度からセンターの活動をサポートさせていただきます。
私は物性理論屋として、とくに多体電子系の物性を中心に研究を行っています。多体電子系とは磁性体や超伝導体のように強く相互作用する電子集団のことで、このような電子集団が示す量子物性を理論的に明らかにするのが私の仕事です。言い換えれば、電子が集団として持つ興味ある性質を引き出し、それを解明し、新しいデバイス応用につなげようとするものです。このような研究は、量子多体問題であり、電子計算機がなければ一歩も進めないものです。そのため、研究の進展は電子計算機の進歩に強く依存しています。
今さら言うまでもないことですが、あらゆる研究分野で電子計算機の重要度は増してきています。次世代スーパーコンピュータの国家プロジェクトが動き出し、計算機関係者にとって大きな変革期を向かえようとしています。これは、我々関係者が電子計算機による研究の意義を社会にアピールするチャンスでもあると思います。私も微力ながら、計算材料学センターの発展に少しでもお役に立てればと願っています。御支援をどうぞよろしくお願い致します。
平成18年10月